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【2017ヨーロッパ旅行記】#7中世の建物が現存する奇跡の街!ドイツ・ディンケルスビュール

ローテンブルクで一泊した後、翌日ドイツ旅行の終着地ミュンヘンに向けて出発しました。ローテンブルクからミュンヘンへは、ロマンティック街道バスに乗車して向かいます。


ロマンティック街道バスは、フランクフルトとノイシュバンシュタイン城の街フュッセンとを結ぶツアーバスで、4月から10月の期間限定で運行されています。フランクフルト発フュッセン行の南下ルート、フュッセン発フランクフルト行の北上ルートがあり、それぞれ1日1便です。
なおフランクフルトからの南下ルートに乗車した場合、ミュンヘンには停車しないため注意が必要です。ミュンヘンに向かう場合は手前のアウグスブルクで降り、ドイツ鉄道に乗り換える必要があります。

 

午前中は前日の散策の続きを楽しんだり、お土産を購入して、最後のローテンブルク観光を楽しみました。
軽くお昼ご飯を済ませた後、時刻表通り13時頃フランクフルトからやってきたヨーロッパ街道バスに乗って出発!
途中いくつか街に立ち寄り、そこで15分から30分程度の休憩があります。その中でとっても気に入った街がディンケルスビュール(Dinkelsbühl)です。

 

ディンケルスビュールは三十年戦争や第二次世界大戦といった戦争を経験しながらも、破壊されることなく中世の街並みを現代に残しているとても貴重な街です。
しかしディンケルスビュールは鉄道が通っていないため、バスや車を利用してしか訪れることができません。私がドイツで愛用していたFlix Busも運行しておらず、一人で訪れるには少しハードルが高い街です。
今回、私がローテンブルクからの移動にロマンティック街道バスを選んだのも、ディンケルスビュールに立ち寄るから、というのが理由の1つでした。

 

でも与えられた観光時間は、わずか30分!
バスが駐車場に到着するやいなや、街の中心部に向けてダッシュです。

 

聖ゲオルグ教会 Münster St.Georg

まず始めに向かったのが、街の中心マルクト広場に面して建てられている聖ゲオルク教会。この教会の塔のてっぺんからの景色を眺めるのが一番の目的でした。

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塔への入場料€1.5を入口で支払ってから猛スピードで階段を昇り、辿り着いた塔の頂上からの景色がこちら。

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素晴らしくて、めちゃくちゃ感動しました。街の赤屋根に、街の外に広がっている緑、遠くに見える地平線。その上に広がる、ドイツの爽やかな空の青。
遮るものが何もなくて、夢のような眺めでした。頂上はちょっと風も吹いていて、またそれがたまらなく心地よかったです。
でも滞在時間は5分程度…( ; ; )


ドイツの教会のてっぺんから見る街の景色がとても好きなのですが、このディンケルスビュールの眺めは特に気に入っている眺めです。ロマンティック街道バスでの移動を選択して本当に良かった。

 

この教会の塔に昇れるのは、5月から9月の金〜日曜14時〜17時、かつ晴天時のみと期間限定です。もしタイミング良く訪れることができたら、ぜひこの教会からの景色を楽しんでみてください。

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塔からの眺めだけでなく、教会内部も荘厳で圧倒されます。

 

マルクト広場 Marktplatz

教会を出てまだ少し時間があったので、中心部のマルクト広場周辺を散策しました。

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どこを写真に納めても絵になる景色ばかりです。

 

なんと街の中を馬車が走っていました。

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まさに中世にタイムスリップした気分でした。ディンケルスビュール、素敵。

 

ドイチェス・ハウス Deutsches Haus

マルクト広場の近くに、一際目を引く家があります。それがドイチェス・ハウスです。
 

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この家、1440年築だそうです。今から約580年前に建てられたとはとても思えません。この淡いピンクの外観と装飾がなんとも言えず可愛らしいです。実際、南ドイツ一美しい木骨造りの家といわれているそうです。納得。
現在はホテルとして使用されています。

ドイチェス・ハウス=ドイツの家、というそのまんまなネーミングなのですが、それだけにドイツの代表格ともいえる建物なのでしょう。

 

 

ここまでで20分という超駆け足の観光。頑張って体を酷使して良かったです。笑
とっても小さな街なのですが、魅力たっぷりのディンケルスビュール。
次に訪れる時はぜひ1泊して、のんびりとこの中世の街を楽しんでみたいです。