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【2017ヨーロッパ旅行記】#10ドゥブロヴニク1日観光①眼下に広がる美しい街と海!ドゥブロヴニク城壁巡り

ドゥブロヴニクに到着し半日のんびりと下見がてら観光した翌日は、ガッツリまる1日、旧市街を中心に観光しました。ドゥブロヴニク旧市街は決して大きくないのですが、見所がたくさんあって楽しいです。今回回った1日観光コースをご紹介します。

 

午前がおすすめ・ドゥブロヴニク城壁巡り

朝食を済ませたら、早速向かったのがドゥブロヴニク旧市街をぐるっと取り囲んでいる城壁の上を巡るコースです。城壁は3ヶ所入口が設けられており、そこから登って城壁の上を歩いて楽しむことができます。

1周するのにおよそ1時間程度。私の場合、のんびり景色を楽しんだり写真を撮ったりしたりしていたので、2時間近く城壁の上にいました。5月の終わりの滞在でしたが、すでにドゥブロヴニクはかなり暑く、歩いているとかなり体力を消耗します。比較的涼しい午前中は城壁巡りにオススメです。あと、飲み物もお忘れなく!

 

出発はピレ門上から


旧市街のメインゲート、ピレ門を入ってすぐのところに城壁への入口があるので、チケットを買ってスタート!

まずは、かなり急な階段を登ります。

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登るとすぐにメインストリート、プラツァ通りを見渡すことができます。
ここから海側に向かって歩いていきます。

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こんなギリギリにまで城壁が伸びています。f:id:flytothesky:20180729203704j:plain

 

右手には岬にそびえるロヴリイェナツ要塞が。この要塞側から見る旧市街も素晴らしいです。

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アドリア海側

海側は開放感がバツグン!カフェもあり、休憩がてらお茶しながら海を眺めることができるようになっています。

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朝の太陽の光で海がキラキラ輝いていて、とても綺麗でした!

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下の方に見えているのはおそらくレストラン。こんな断崖絶壁のところに作られてるのかとびっくり。景色は最高でしょう!

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旧港付近

ピレ門から半周回って反対側は港(旧港)があります。

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別のアングルから。

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遠くから見ても海の色が透き通っているのが分かります。

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船に乗って見たかった!こんな色の海は初めてです。

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旧市街の最高地点ミンチェタ要塞

旧港からは、最高地点のミンチェタ要塞に向かって登っていきます。旧市街にひしめく家々の赤屋根とアドリア海のコラボレーションを間近に楽しむことができます。

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アドリア海に浮かぶロクルム島へはフェリーで渡ることもできます。

 

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ミンチェタ要塞の上は展望台になっています。

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撮りためた写真でGoogle先生が作成してくれたパノラマ写真。

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ちょっと繋ぎ目が不自然なところがありますが、自分の目で見た風景に近くて気に入っています。実際の風景はこんな感じでかなり視野が広く、旧市街全体を見渡せます。
ぜひ訪れて、この景色を味わってほしいです!

 

塔からピレ門に向かって降りていく途中にバスケットコートを見つけました。
こんな風景も、住民の方々の空気が感じられて好きです。
それにしても、よくこんな高いところにコートを作ったなぁ・・・。

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スタート地点のピレ門はもうすぐ!

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ピレ門付近まで戻って、山側を見たところ。クロアチアの国旗が映えています。

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城壁巡りから感じる平和への願い

スタート地点のピレ門からすぐのところに、このように建物が壊され、廃墟となっている箇所を見ることができます。ドゥブロヴニクの歴史を知らなかったので、最初に見たときはとても驚きました。

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1991年にクロアチアは旧ユーゴスラビアからの独立を宣言しました。ところが、独立に反対するセルビア・モンテネグロ軍によって砲撃を受け、世界遺産・ドゥブロヴニク旧市街は破壊されてしまいます。

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これは旧市街の街中で見つけた、セルビア・モンテネグロ軍に砲撃で被害を受けた箇所を示した地図です。旧市街の半分以上が砲撃を受けたことが分かります。
現在の旧市街はこの紛争の後に修復されたものだということを知り、とても驚きました。

1991年というとまだ30年も経っていません。ドゥブロヴニクで泊まった宿のオーナーは同世代で、おそらく小学生だったんじゃないかと思います。直接聞くことはできませんでしたが、きっと怖かっただろうな・・・。
すっかり美しい観光地として有名になったドゥブロヴニクが持つ悲しい過去を目の当たりにしました。
それでもわずか20年程度でここまで復興させたことに驚かされます。ドゥブロヴニクの人々の、街の再建にかけた強い思いを感じます。いつまでもこの美しい街が変わらずにあり続けることを願ってやみません。